2.入力
実際にArchiCADを使ってモデル作成のための入力を行う。入力する項目は、柱、壁、梁、スラブなどの部材入力や建具(ドア、窓)の入力、内部仕上はゾーン入力を基本とし、防水塗装や土木工事に分類される埋設管があれば、その入力を行う。
2-1.部材勝負
入力する前に、入力方法によって数量が変わるため、これをマスターする必要がある。 柱、壁、梁、スラブなど交差する又は結合する箇所には、部材勝負でどちらかが削られる。それをここでは、把握しておく必要がある。
① 柱 対 梁


上図の左側の図を見ると、梁が柱に食い込んでいることが分かる。 また、数量一覧を見ると、赤枠の柱が体積で減らしているのに対して、赤枠の梁がそのままである。
よって、部材勝負は、
梁 > 柱
となる。
② 柱 対 壁


上図より、壁が柱に食い込んでいることが分かる。また、数量一覧では、赤枠の柱の体積が減少しているが、赤枠の壁の体積はそのままである。
よって、部材勝負は
壁 > 柱
となる。
③ 壁 対 梁 対 柱


上図より、梁が壁と柱に食い込んでいる。壁は柱に食い込んでいる。
よって、部材勝負は、
梁 > 壁 > 柱
となる。
④ スラブ 対 柱 対 壁 対 梁


上図より、部材勝負は、
梁 > 壁 > 柱 > スラブ
となる。
2-2.柱、壁、梁、スラブの部材入力
① 柱の入力
建築ツールの柱を選択。1階スラブ下から土木、スラブ上からは建築になるので、レイヤーで分類する。ここでは、赤枠の「02-建築-柱」を選択。

② 壁の入力
建築ツールの壁を選択。レイヤーには、耐震性能がある耐震壁とそうではない雑壁があるので、レイヤーで分類する。

③ 梁入力
建築ツールの梁を選択。

④ スラブ入力

2-3.建具入力
建具は、既存ライブラリーから任意の部材を読込み、各ツールの寸法を入力して作成し入力する。
尚、ライブラリーにはメーカーから提供されているものもある。
① 建具ドアの入力
建築ツールの「ドア」を選択。

② 建具窓の入力
建具ドア同様にライブラリーからの入力。

2-4.内部仕上入力
内部仕上の入力は、建築ツールのゾーンから入力する。ゾーンの設定で設定された内容が反映される。
従って、未設定だと設定に戻って再設定を行う。

ゾーンを部屋ごとに入力すると、数量として内部仕上表に集計される。
2-5.防水塗装入力
防水塗装の入力には、建築ツールのモルフを使う。レイヤーは「01-土木-防水塗装」、ビルディングマテリアルは「防水塗装」となる。

2-6.埋設管入力(土木工事)
埋設管は、MEPシステムを使って入力する。レイヤーは、「01-土木-配管」となる。

2-7.その他
その他の機能として、平面図の要素IDが数量としての関連付けを確認する方法を記す。
① 平面図で部材の要素IDと数量との関係性を確認
平面図の部材に要素IDが表示。その要素IDに対して数量を確認する。
平面図に要素IDを表示させる方法 ⇒ 動画:ラベル機能を使って要素IDを表示(音声付)
一括で部材の要素IDを表示させる方法 ⇒ 動画:一括で要素IDを表示させる方法(音声付)

上記の赤枠の要素IDが下記の数量として確認できる。

② 要素IDの設定方法(動画:要素ID設定手順(音声付))
メニューの「ドキュメント」の「ドキュメントツール」のラベルを選択。任意で画面にクリック。自動テキストが表示。それをマウスでクリックし、メニューの「ファイル」の「ライブラリーとオブジェクト」の「選択内容に名前を付けて保存」のラベルを選択する。


③ 設定し登録した環境を他のPC環境で使う場合
それぞれ設定し登録した環境は登録ファイルをインポート、エクスポートの機能を使うことで同じ環境で使える。
例えば、メニューの「ドキュメント」の「一覧表」の「一覧表設定」を選択すると、下記ダイアログが表示され、ダイアログの丸印のそれぞれのアイコンをクリックするとインポートやエクスポートをすることが出来る。

尚、設定登録したモデルには、インポート&エクスポート機能も備えている。
